概要
栗田工業㈱(東証PRM6370)は、2023年5月11日、2028年3月期を最終年度とする5か年の「クリタグループ中期経営計画PSV-27」を発表した。
2028年3月期の数値目標は、売上高4,500億円(2023年3月期実績3,446億円)、売上高事業利益率16%(同11.2%)、ROE12%以上(同7.1%)、ROIC10%以上(同8.0%)、とした。
施策
- 電子市場:価値を起点とした多様なサービス事業の展開、水供給事業の進化、精密洗浄事業の基盤強化、欧米における新たな事業基盤構築、生産プロセスの変革とサプライチェーン強化。
- 一般水処理市場:地域特性を踏まえた事業体制の構築、CSVビジネスのさらなる拡大、展開加速のためのデジタル基盤活用、循環型社会へ貢献する新規事業への挑戦。
所感
同社は、2024年3月期から、業績管理区分を「水処理薬品事業」と「水処理装置事業」という事業別から、「電子市場」と「一般水処理市場」という市場別に変更。これは、顧客や社会への提供価値を起点とした収益基盤の確立を目指す同社経営方針の表れとみられる。同社は、社会や顧客の課題に対する深い理解に基づく、節水、CO2排出削減、廃棄物削減といった環境負荷低減、生産性の向上など、顧客の課題解決に貢献する総合ソリューション提案やCSVビジネス拡大に向けた取り組みを強化。ROIC管理を導入し規律ある投資判断基準による投資管理を徹底。価値を起点としたビジネスモデルの変容とビジネスプロセスの変革によって、同社の更なる飛躍が期待される。
以上
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