概要
㈱TMH(東証GRT280A、2024年11月期純資産781百万円、総資産3,817百万円、売上高6,017百万円、営業利益323百万円)と、マクニカホールディングス㈱(東証PRM3132、2024年3月期純資産256,420百万円、総資産552,244百万円、売上高1,028,718百万円、営業利益63,733百万円)の両社が、業務提携したと仮定した場合に想定される具体的な提携効果について検討する。
TMHの事業内容
- 半導体製造フィールドソリューション事業:装置・部品の販売・修理、越境ECサイト「LAYLA-EC」の運営。
マクニカホールディングスの事業内容
- 集積回路・電子デバイス・ネットワーク等事業:半導体・集積回路、電子デバイス、ネットワーク関連商品等の輸出入、販売。
想定される提携効果
- 顧客満足度向上:マクニカホールディングスは、半導体や電子部品の販売に強みを持つ技術商社。一方、TMHは半導体製造装置や部品の販売・修理を手掛けている。両社が提携することで、マクニカの広範な販売ネットワークとTMHの専門的な製品知識を融合、アフターサービスの更なる強化を図ることで、新規顧客の開拓や市場シェアの拡大が期待できる。
所感
TMHとマクニカホールディングスの提携は、互いの強みを活かし、半導体業界におけるサービスの質と範囲を拡大する絶好の機会となる。特に、半導体工場が抱える調達、製造、物流等の課題に対して的確なソリューションを提供することで、半導体工場の稼働を支援するリーディングカンパニーとなることが期待される。両社の今後の取り組みが大いに注目される。
以上