前田工繊が合成樹脂製品の三井化学産資㈱の株式取得(子会社化)を発表

概要

 前田工繊㈱(東証PRM7821)は、2024年6月26日、合成樹脂製品、土木資材、建築資材及び配管資材の製造・加工・販売を手掛ける三井化学産資㈱(2024年3月期純資産5,578百万円、総資産7,251百万円、売上高9,008百万円、営業利益161百万円)の株式を三井化学㈱(東証PRM4183)より取得し子会社化すると発表した。

狙い

 三井化学産資は、日本のインフラを支える産業資材に関する幅広い品揃えと高い技術力を有しており、建築・土木資材及び配管資材において高いシェアを有する製品を保有し、産業資材メーカーとして確固たる地位を築いている。三井化学産資の事業と同社のソーシャルインフラ事業はともにインフラの整備・維持に携わる事業であり、親和性が高い。同社は、三井化学産資を買収することで、土木資材分野における製品ラインアップの拡充及び事業規模の拡大を図る。また、建築資材分野において点字タイルなどの新たな製品を獲得するほか、新規事業領域として配管資材分野に取り組むことにより、事業領域の拡大を図る。更に、三井化学産資は、樹脂加工の高い技術を有しており、同社の繊維・樹脂加工技術とのシナジーを発揮することで、新たな価値の創出を目指す。

所感

 同社は、中期経営計画(2024年度~2027年度)の主要戦略として、既存事業の強化・新規事業進出、M&A活用による事業領域拡大、グローバルネットワーク拡充を掲げている。特に、M&Aについては、4か年間で200億円のM&A投資枠を設定、既存事業同業(土木・建築資材、鳥獣害対策、園芸用ハウス、ブランド力を有する自動車部品)、既存事業周辺(土木工事(法面、橋梁メンテナンス)、土木建築関連・農業関連資材、繊維関連製品)、新規事業(ニッチトップ企業、官公庁関係向け事業、ヘルスケア、スポーツ、ペット用品)、海外(土木・建築資材、ASEAN)への投資を加速させる。本件M&Aは、同社ソーシャルインフラ事業の強化拡大に資する戦略的M&Aであり、同社の更なる飛躍が期待される。

  • 挑戦度☆☆
  • 戦略度☆☆☆
  • 期待度☆☆☆

三井化学産資株式会社の株式の取得(子会社化)に関するお知らせ

以上

株価算定・企業価値評価で全国対応の三澤公認会計士事務所

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