概要
㈱ジェイテックコーポレーション(東証PRM3446)は、2023年8月10日、2026年6月期を最終年度とする3か年の中期経営計画(2024年6月期~2026年6月期)を発表した。
2026年6月期の数値目標は、売上高4,700百万円(2023年6月期実績1,908百万円)、営業利益1,273百万円(同306百万円)、とした。
施策
- オプティカル事業(既存事業):放射光施設・X線自由電子レーザー、施設向け各種X線ミラー、形状可変ミラー、チャネルカット結晶。
- オプティカル事業(新規事業):半導体製造装置関連、衛星搭載型X線望遠鏡用等の各種X線光学素子の開発。
- ライフサイエンス事業:各種自動細胞培養装置の拡販、医療機器事業への展開、再生医療に関する支援事業の創出。
- 機器開発事業:次世代加工・研磨装置(PCVM、CARE、PAP)関連製品の拡販、レーザー核融合施設向け製品。
- 電子科学:昇温脱離分析装置(TDS)等の半導体、鉄鋼分野等への拡販、新製品(TDS1200Ⅱ ALS、Cryo TDS-100H2)の開発。
所感
同社は、新型コロナウイルス感染症の影響等から2期連続の営業赤字を計上するも、2023年6月期に営業黒字転換、継続企業の前提に関する重要事象等の記載を解消した。本中期経営計画では、オプティカル事業は既存製品の拡販を進めると共に、半導体・宇宙分野での光学部品を強化する。ライフサイエンス・機器開発事業は、各種培養装置、次世代研磨装置関連等の拡販を進める。新技術を取り込み、新分野への製品展開を加速させることで、同社の更なる成長が期待される。
「中期経営計画策定に関するお知らせ」の差し替えに関するお知らせ
以上
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