概要
ニッコンホールディングス㈱(東証PRM9072)は、2025年1月31日、段ボール製品を中心とした各種包装材の製造販売を手掛ける中央紙器工業㈱(名証MN3952、2024年3月期純資産13,606百万円、総資産16,054百万円、売上高11,711百万円、営業利益583百万円)を非公開化することを目的とする一連の取引の一環として、中央紙器工業の普通株式を公開買付けにより取得することを決定したと発表した。
狙い
ニッコンホールディングスは、中央紙器工業を買収することで、ニッコンホールディングスのサービスを中央紙器工業の高品質な商品・サービスによって補完することによる既存顧客への訴求⼒の強化、中央紙器工業がもつトヨタ自動車グループを中心とする顧客基盤とニッコンホールディングスがもつ自動車、産業機械業界内の他顧客に強い顧客基盤でのクロスセル、ニッコンホールディングスが保有する広範な地理的ネットワークを活用し、これまで地理的制約で中央紙器工業製品を販売することができなかった地域における中央紙器工業製品の拡充等を狙う。
所感
ニッコンホールディングスは、運送事業、倉庫事業、梱包事業、テスト事業を主な内容とし、さらにこれらに附帯する業務を併せて行っている。ニッコンホールディングスは、2024年4月、第13次中期経営計画をスタートさせ、事業戦略の成⻑ドライバーとして「海外事業」、「循環事業」、「三温度帯事業」の3つの柱を掲げている。本件M&Aは、ニッコンホールディングスのソリューション強化に資するものであり、ニッコンホールディングスの更なる成長が期待される。
- 挑戦度☆☆☆
- 戦略度☆☆☆
- 期待度☆☆☆
中央紙器工業株式会社株式(証券コード:3952)に対する公開買付けの開始に関するお知らせ
以上