概要
三浦工業㈱(東証PRM6005)は、2024年5月30日、空調・冷凍機、化学、油機、特機製品の製造販売を手掛けるダイキン工業㈱(東証PRM6367、2024年3月期純資産2,687,302百万円、総資産4,880,230百万円、売上高4,395,317百万円、営業利益392,137百万円)との業務提携を発表した。
狙い
ダイキン工業は、ヒートポンプやインバータなどの環境技術を活かした、省エネ性の高い空調機を製造・販売し世界170ヵ国以上で事業を展開しており、グローバル各地域の特性や市場用途に応じた商品を展開し、顧客のニーズに合ったソリューションの強化を進めている。同社は、ダイキン工業と資本業務提携することで、同社及びダイキン工業が持つ製品や技術・サービスなどの事業ネットワークを活用、1つの工場で使用される総エネルギーの50%相当に関与することが可能になり、日本各地の工場で空調や蒸気ボイラ、水処理システムなど熱・空気・水に関するトータルソリューションの提案をワンストップで実施し、工場市場でのカーボンニュートラルの実現に向けた具体的な協業を目指す。
所感
同社は、本件資本業務提携によって、ダイキン工業の完全子会社である㈱ダイキンアプライドシステムズ(エンジニアリング会社)に49%出資し合弁会社化し、ダイキン工業は同社の自己株式処分により発行済株式の4.67%を取得する。本件資本業務提携は、同社の熱のゼロエミッションへの挑戦を加速させるものであり、同社の更なる飛躍が期待される。
- 挑戦度☆☆☆
- 戦略度☆☆☆
- 期待度☆☆☆
株式会社ダイキンアプライドシステムズの株式取得(合弁会社化)を伴うダイキン工業株式会社との資本業務提携に関する出資契約書及び資本業務提携契約書締結のお知らせ
以上
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