概要
サンワテクノス㈱(東証PRM8137)は、2025年5月9日、2028年3月期を最終年度とする3か年の中期経営計画「SGP2027 (SUN-WA Growth Plan 2027)」を発表した。
2028年3月期の数値目標は、営業利益8,000百万円超(2025年3月期実績3,507百万円)、ROE10.0%超(同5.0%)、PBR1.0倍超(同0.65%)、とした。
施策
- 電子コンポーネント(商品戦略):多様な顧客のニーズに応える多彩な商品を効率的に提供する。主要仕入先との戦略的パートナーシップを構築し現場対応力を強化。顧客ニーズと最新の技術トレンドを反映した商品ラインナップの拡充。
- 制御デバイス(商品戦略):顧客の装置の競争力強化に貢献する商品を提供する。仕入先の戦略商品と自社の専門知識を有した営業活動を推進。顧客セグメントチームとの連携で顧客ニーズを反映した商品を開発。
- 産業用PC(商品戦略):幅広い産業機器と連携した高度な自動化を実現する商品を提供する。優位性が高い分野を特定し、その未開拓分野に新ビジネスを創出。高付加価値な機能とサービス提供による差別化を図る。製造現場の効率化につながるソリューション提供。
- FAソリューション(商品戦略):顧客の課題解決に向けSIerと協業し最適なソリューションを提供する。顧客の課題やニーズを分析し専門性の高いSIerと最適な提案を実施。業界分析を踏まえて主要メーカーと販売戦略を立案し現場力を強化。自社開発製品を主要SIerと連携し付加価値向上を目指す。
- 半導体製造装置(セグメント戦略):競争力強化セグメント。顧客の課題解決に繋がる共同テーマの獲得、イノベーション本部との連携による幅広いユニット提案、半導体製造装置向けモジュールメーカーの攻略。
- ロボット(セグメント戦略):競争力強化セグメント。イノベーション本部との連携で市場に響く商品の提案。半導体・物流・食品業界まで対象を拡大し、産業用ロボット業界を広くカバー。周辺機器(搬送台車・ハンド・画像など)に対する提案を実施。
- 工作機械(セグメント戦略):競争力強化セグメント。工程集約・自動化・DX・GXに貢献するコンポーネント&ソリューション提案。ターゲット顧客を日系に加えグローバルへ拡大。新商材をグローバルに発掘。
- 医療機器(セグメント戦略):積極的投資セグメント。仕入先医療チームとの連携による専門性のある商品の提案。各種医療機器を分類して当社が得意なPCソリューションを提案。医療規格、医療機器クラスに合わせたコンポーネントの提供。
- 社会インフラ(セグメント戦略):積極的投資セグメント。交通/通信/メーター(電力・ガス・水道)に特化した情報集約と提案。積極的投資が計画される系統蓄電池業界への最適電力商品の提案。公的助成金が投入される公共分野へのアプローチ。デジタル化される老朽化した電力設備への提案。
- 車載(セグメント戦略):積極的投資セグメント。小型化・脱炭素・低コスト化ニーズへの挑戦。環境・安心分野に対して積極的に投資を進める既存・新規顧客との取引拡大。差別化可能な技術を持つメーカーとの協業強化。車載業界に特化した組織と専門知識を有する人材を活用した新規開拓の推進。
- FAコンポーネント(セグメント戦略):高効率化セグメント。回路構成の理解に基づく効率的な電子部品ソリューションの提供・アプリケーション軸で戦略商品の創出と展開。エネルギー、自動化、AI関連アプリケーションに特化した拡販。
- 専用機械(セグメント戦略):高効率化セグメント。アプリケーションを基にシステム構成をブロック化した商品の提案・業界トレンドに対応したユニット提案による付加価値の提供・グローバル市場で競争力のある商品を投入。
- エリア戦略(国内):エリア戦略による顧客の完全掌握。5支社への責任・権限の集中で、迅速かつ顧客密着での営業活動の実施。スマート営業所の増強による、リアルでの顧客接点の強化。スマート物流の展開による、顧客サービス・顧客満足度の向上。
所感
サンワテクノスは、長期経営ビジョン「SUN-WA Vision 2030」に向けて、成長戦略の一層の進化と、変化する市場環境における新たな機会創出に積極的に取り組む。同社は、積極的なM&A・アライアンスの実施を掲げており、半導体製造装置やロボット、工作機械、医療機器、車載セグメント等での戦略的投資が注目される。サンワテクノスの今後の成長が期待される。
- 挑戦度☆☆
- 戦略度☆☆
- 期待度☆☆
第 12 次中期経営計画(SGP2027)策定に関するお知らせ
以上