概要
㈱ナイガイ(東証STD8013)は、2023年10月31日、靴下の企画・製造・卸・小売・フランチャイズ チェーン(靴下屋)・直営店(靴下屋・Tabio・TabioMEN)を展開するタビオ㈱(東証STD2668、2023年2月期純資産4,019百万円、総資産7,733百万円、売上高15,264百万円、営業利益507百万円)との資本業務提携を発表した。
狙い
タビオは、靴下の企画・卸・小売にて事業展開を行っており、世界最高峰と言われる日本の靴下製造技術を駆使して、本物の靴下の素晴らしさや楽しさを日本国内だけでなく、世界中の人々にも届けている。靴下専門店を多店舗展開するタビオは、その分野で世界でも稀有な存在であり、展開店舗数は世界トップクラスを誇っている。同社は、タビオと資本業務提携することで、靴下ブランド協業型OMO事業の開発、ブランドのクロスセルによる販売強化、中国製ジャパンクオリティ靴下による中国事業の拡大、最高級ゴム糸「NDX」の利用・浸透拡大、原材料統合によるコストダウン、オフィスの共同利用による効率化、等を進める。
所感
同社は、エッセンシャルウェアによる「パーソナル・ソリューションカンパニー」としての地位確立を目指し、百貨店事業の再構築、成長・育成事業としての小売り・直販事業の拡大、新たなボリュームビジネスの開拓拡大、他企業連携によるサプライチェーンの強化等を進めている。本件資本業務提携は、同社卸・小売事業の強化拡大に資するものであり、今後の取り組みが注目される。
- 挑戦度☆
- 戦略度☆☆☆
- 期待度☆☆
以上
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