サンワテクノスが資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について発表(2023年10月)

概要

 サンワテクノス㈱(東証PRM8137)は、2023年10月30日、資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について発表した。

現状評価
  • ROE13.3%(2023年3月期)
  • PBR0.68倍(2023年3月期)

 2025年3月期を最終年度とする中期経営計画(SNS2024)を策定し、初年度の
2023年3月期は、売上高および各段階利益が過去最高を更新し、最終年度目標を上回る連結営業利益76億円(ROE13.3%)を達成した。しかしPBRは依然1.0倍を下回っており、良好な収益性に対し、株価は割安な水準で推移していると評価している。同社の持続的成長に向けた事業戦略・成長戦略が、投資家から十分な理解を得られていないこと、株式の流動性が低いこと、時価総額が小さく機関投資家の投資対象になりにくいことなどが株価低迷の要因と認識している。

方針・取り組み
  • 中期経営計画(SNS2024)の着実な実行による収益性の向上。顧客セグメント戦略と拠点営業戦略の融合による収益性の向上。「イノベーション本部」を設置し、顧客課題の解決を目指した当社独自の技術サポートとソリューション開発に投資、成長事業のビジネスモデル確立と新規ビジネスを創出、外部成長の手段としてのアライアンス等の実施。自動化・省人化ニーズを捉えるためのロボティクス営業の強化。脱炭素化に向けた環境対応への投資機会の獲得。米中デカップリングサプライチェーンからの脱中国対応。
  • 株主還元の充実。持続的な成長と企業価値の向上のための積極的な事業展開や様々なリスクに備えるための財務健全性とのバランスを考慮したうえで、安定配当を維持しながら中長期的な視点で連結業績に応じた利益還元を行うことを基本方針する。業績連動利益配分の指標として連結配当性向25~35%を目標として実施。自己株式の取得についても、株主還元や資本効率向上のため、時期及び財政状況に応じて実施。

資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について

以上

株価算定・企業価値評価で全国対応の三澤公認会計士事務所

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