概要
ポート㈱(東証GRT7047)は、2025年2月3日、エネルギープラットフォーム事業、EV充電事業及びエネルギーデータ事業を手掛けるENECHANGE㈱(東証GRT7047、2023年12月期純資産▲1,479百万円、総資産5,564百万円、売上高4,379百万円、営業利益91百万円)との業務提携を発表した。
狙い
- 電力・ガス案件の商流活用による市場内プレゼンス向上及び両社の成約件数拡大と収益の最大化:ENECHANGEとポートが相互に商流を活用することで、両社の市場内プレゼンスの向上や収益寄与を図る。
- ENECHANGEの電力・ガスの切替えプラットフォームの活用:ENECHANGEの商流にポートの独自プラン等を掲載することで、プラットフォームの利便性向上並びにプラットフォーム掲載利用による新規の集客チャネルの獲得および収益拡大を図る。
- 小売電力・ガス事業者向けのDXをはじめとした共同での新規事業開発:両社の強みやアセットを活用し、共同での新規事業開発についての検討を進める。
所感
ポートは、「社会的負債を、次世代の可能性に。」をパーパスに掲げ、WEBマーケティング×セールスの融合で、企業の経営課題を成果報酬型で解決する成約支援事業を展開。本件業務提携は、電力事業者向け支援サービスにおける事業強化に資する取り組みであり、ポートの今後の更なる成長が期待される。なお、ポートは、ENECHANGEの創業者であり、元代表取締役CEOである城口洋平氏個人に対して11.4億円の貸付けを行っており、2024年9月に城口氏との間の株式質権設定契約書を締結し、質権の設定を受けていた。当該貸付けの期限の利益を喪失したため、ポートは株式質権設定契約に基づき、質権設定全株式に対して当該質権を実行し、城口氏保有のENECHANGE株式4,842,400株を2025年2月5日に取得する。
- 挑戦度☆☆
- 戦略度☆☆
- 期待度☆☆
ポートがエネルギープラットフォームのENECHANGEとの業務提携を発表
以上