概要
キーウェアソリューションズ㈱(東証STD3799)は、2025年9月24日、銀行業を手掛ける㈱岩手銀行(東証PRM8345、2025年3月期純資産184,658百万円、総資産3,802,787百万円、経常収益49,178百万円、経常利益9,780百万円)との資本業務提携を発表した。
狙い
- 地元企業および地方公共団体へのIT・デジタル化支援の推進:両社は連携し、ICTコンサルティングを通じて最適なITソリューションの検討から導入までを支援し、地元企業および地方公共団体の業務効率化・デジタル化を推進する。
- 地域DX推進に向けた協力体制の構築と人材基盤強化:両社は、地域におけるデジタル化支援を継続的に進めていくため、ノウハウや技術、人材を相互に活用しながら、協力体制の構築とDX支援を担う人材基盤の強化に取り組む。
所感
キーウェアソリューションズは、5ヵ年中期経営計画「Vision2026」においてプライムビジネス(顧客と直接契約を結びサービスやソリューションを提供する事業)の拡大を基本方針の一つに位置づけ、顧客のDX実現を支援するソリューションの提供拡大に取り組んでいる。キーウェアソリューションズは、2022年に岩手銀行の連結子会社であるいわぎんリース・データ㈱(現:いわぎんリース㈱)からシステム事業部門を承継し、東北地域における営業基盤とソリューション提供力を強化してきた。また、2024年に「地域のDX推進に係る連携協定」を岩手銀行と締結。本件資本業務提携は、これらの取り組みをさらに発展させるものであり、両社の協業体制が一層強化されることにより、地域におけるデジタル化推進の加速が期待される。
- 挑戦度☆☆
- 戦略度☆☆
- 期待度☆☆
以上