概要
㈱トップカルチャー(東証STD7640)は、2023年6月5日、タリーズコーヒーのフランチャイズ運営を手掛ける㈱メソッドカイザー(2023年1月期純資産264百万円、総資産595百万円、売上高939百万円、営業利益▲40百万円)の全株式を取得し子会社化すると発表した。
狙い
メソッドカイザーは、タリーズコーヒーのフランチャイズ運営を行っている企業で、同社蔦屋書店店内のタリーズコーヒー22店舗を展開している。同社グループは、メソッドカイザーを買収することで、Book&Caféスタイルの新規導入や既存店舗の運営を同社蔦屋書店事業と戦略を合わせて展開する。
所感
同社は、単品購入の検索性と利便性でオンライン通販に対抗することは困難であり、その影響は商品分野別に成立していた業態店(書店、文具店、ゲーム店など)の行き詰まりとなって現れていると分析。このような環境でリアル店舗が存在価値を発揮するのは、お客様を包み込む心地よい空間の創出であり、それを実現するためには多彩な商品やサービスを統合した店舗を充実させていく必要があると考えている。本件M&Aは、同社Book&Caféスタイルを通じて心地よい空間の創出に資するものであり、同社の今後の更なる挑戦が期待される。
株式会社メソッドカイザーの株式の取得(子会社化)に関するお知らせ
以上
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