概要
㈱アーバネットコーポレーション(東証STD3242)は、2023年11月8日、トランクルームに関する企画、開発、運営、管理、プロパティマネジメントを手掛ける㈱ストレージ王(東証GRT2997、2023年1月期純資産918百万円、総資産1,819百万円、売上高3,065百万円、営業利益153百万円)との業務提携を発表した。
狙い
- 首都圏を中心とするマンション、セルフストレージ物件開発用地候補に関する情報交換。両社はそれぞれ首都圏において多数の不動産情報を有しており、情報交換・共有等により、互いの開発用地確保を目指す。
- 両社が保有する物件の売却、不動産投資家候補に関する情報交換。両社が保有する物件の売却に関する情報交換により、適時適切な売却先・投資家の発掘に取り組む。
- 新規プロダクトへの取り組み。今後、同社が開発するマンション等におけるセルフストレージ商品の組み込みに関して、両社で検討を進める。
所感
同社は、都心の駅から徒歩10分圏内のエリアで投資用ワンルームマンションの開発・1棟販売を主軸として事業を展開しているが、販売は好調ながら都内の土地価格の高騰により、用地取得が困難な状況が続いている。同社は、都市開発部に加え、 有効活用課を中心に、 将来の開発用地取得に向け、 体制を整備しつつある。本件業務提携は、同社用地取得の強化に資するものであり、同社の更なる成長が期待される。
- 挑戦度☆
- 戦略度☆☆
- 期待度☆
以上
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