日本動物高度医療センターが事業計画及び成長可能性に関する事項(2023年6月)を発表

概要

 ㈱日本動物高度医療センター(東証GRT6039)は、2023年6月26日、事業計画及び成長可能性に関する事項を発表した。

事業内容

 犬・猫向けの高度医療(二次診療)を行う動物病院。高度医療機器を用いた動物の画像診断センター運営。動物用酸素濃縮器等の製造・販売・貸与。

強み
  • 高度医療機器:獣医科大学病院と同等あるいは以上の設備を揃える。
  • 柔軟な受入対応:年中無休、予約の速さ(原則当日または翌日の受入を目指す)、簡便さ(紹介医の電話による受入が可能)。
  • チームによる診療体制:専門診療科において複数の獣医師・スタッフによるチーム医療を実践。必要に応じて複数の診療科が協力して対応。
中期経営計画

 2024年3月期の数値目標は、売上高4,140百万円(2023年月期実績3,872百万円)、営業利益555百万円(同580百万円)、とした。

リスク
  • 飼育動物の頭数は、人口動態、景気動向等の影響を受けると考えられ、一部の調査では近年は減少傾向にある。飼育頭数が急激に減少した場合には同社グループの業績に影響を与える可能性がある。
  • 同社グループの属する動物の二次診療施設の増加により競争が激化し、診療数の減少が進んだ場合等には、同社グループの業績に影響を与える可能性がある。
  • 同社グループは、提供する動物医療サービスに過誤が生じ、発生した損失に対する責任を追及されるリスクがある。さらにサービスに過誤が生じたことにより社会的評価が低下し、同社グループのサービスに対するニーズが低下するリスクがある。このような場合、同社グループの業績に影響を与える可能性がある。
  • 同社グループにおいて専門性の高い獣医師をはじめとする優秀な人材の確保、育成及び定着は、今後の業容拡大のための重要課題である。必要とする人材を採用できない場合、また採用、育成した人材が同社の事業に寄与しなかった場合、あるいは社外に流出した場合には、同社グループの事業展開及び業績に影響を与える可能性がある。
所感

 同社2023年3月期業績は、売上高、営業利益、初診件数ともに過去最高を更新した。同社は、短中期では、二次診療動物病院の拠点を全国的に展開しつつ、動物医療に関連する事業買収等の新規事業取り組みに着手、一次診療施設との連携を強化し既存事業の拡大を図る。そして、長期的には、事業領域を動物の健康管理等多方面に広げ、動物医療業界における総合的企業としての地位確立を目指す。同社は、2014年1月に動物の画像診断センターを運営する㈱キャミックを、2022年3月に動物用酸素濃縮器等の製造・販売・貸与を手掛けるテルコム㈱を子会社化しているが、診療外領域においても利便性を高めるシステムやサービスの開発・販売を検討するほか、医療機器、ペットフード、保険、医薬品等動物医療に関連した事業の買収を積極的に推進することで、更なる成長が期待される。

事業計画及び成長可能性に関する事項

以上

株価算定・企業価値評価で全国対応の三澤公認会計士事務所

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