概要
㈱アクリート(東証GRT4395)は、2023年11月20日、集積回路および液晶などの電子部品販売を手掛けるシンデン・ハイテックス㈱(東証STD3131、2023年3月期純資産6,942百万円、総資産16,856百万円、売上高41,924百万円、営業利益2,242百万円)との業務提携を発表した。
狙い
シンデン・ハイテックスは、エレクトロニクス業界において液晶や半導体といった電子部品、電子関連機器の販売を主軸とする専門商社であり、商社としてその調達力、プロ人材による技術革新が日進月歩のエレクトロニクス業界での高いサプライチェーンマネジメントが評価されている。同社は、シンデン・ハイテックスと業務提携することで、相互の業容拡大に協力していくこと、共同して新たな製品やプロジェクトの開発を協業して行っていくこと、両社で新たな事業機会を創出していくことを目指す。
所感
同社は、SMS市場そのものを創造した業界のリーディングカンパニーとして、メッセージングサービス事業を中心に事業展開を行っている。中期経営計画では、「安心」、「安全」、「信頼」につながる「リアルな絆」を創出し、セキュリティ×コミュニケーション×行動変容を軸に、社会課題解決への取り組みを推進していくことを目指しているものの、SMS関連事業内の事業展開だけでは限界があると判断。本件業務提携は、同社ビジネスモデルの進化を目指した意欲的な提携であり、今後の取り組みが注目される。
- 挑戦度☆
- 戦略度☆☆
- 期待度☆☆
以上
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