千代田化工建設が経営計画2025「自己変革~かなえたい未来へ~」を発表

概要

 千代田化工建設㈱(東証STD6366)は、2025年5月8日、2028年3月期を最終年度とする3か年の経営計画2025「自己変革~かなえたい未来へ~」を発表した。

 2028年3月期の数値目標は、3年平均売上高3,800億円(2025年3月期実績4,569億円)、3年平均純利益150億円(同270億円)、とした。

施策
  • 海外既存大型プロジェクトの着実な遂行:カタール・LNGや米国・LNGなどの既存大型プロジェクトにおいて、鉄骨架構にラザニア工法を採用し、効率化や工事安全性を向上するほか、配管溶接工程の80%を域外で完了するなど労働力不足及び人件費上昇へ対応し、確実な完遂を図る。
  • 海外プロジェクト取り組み改革(受注方針):海外大型EPC依存から脱却し、分散の効いたポートフォリオ、プロジェクト選別可能な体質へ移行。多様化する顧客ニーズにも対応を図る。リスク負担及び投入する要因規模が中小規模の案件を主な受注ターゲットとする。
  • 国内プロジェクトの収益拡大:ライフサイエンスや脱炭素など成長分野の案件獲得強化や、石油化学、先端素材、エネルギーマネジメントなどへ継続注力するなど幅広い分野の対応力を活かし、事業機会を早期に摘み取る。また、案件規模に依らない幅広い顧客層への価値提供を図る。
  • 事業共創の拡充:単なる建設受託に留まらず、事業共創のパートナーを目指し、事業・技術の開発から操業までより広範囲で顧客に伴走。
  • 中核人財層の厚み形成:顧客の多様化するニーズに応えるため、EPC中核人財を拡充。事業共創の拡充に向けたNon-EPCの中核人材を育成。
所感

 千代田化工建設は、本経営計画2025において「自己変革〜収益の安定化と多様化に向けて〜」をテーマに掲げ、ボラティリティの低減と収益の基盤強化を両立させる戦略に取り組む。特に、海外案件での中小規模案件獲得や国内案件の拡充を通じて収益の安定性を高める一方、プラント建設の前後工程にも付加価値を提供し、事業の領域を拡大する方針。また、JFEエンジニアリングや三菱重工業との戦略的協業、並びに設計協同組合や工事協力会との連携強化も推進、共創型のアライアンス戦略によって、事業の競争力と安定性を高めていく姿勢である。同社の今後の取り組みが注目される。

  • 挑戦度☆☆
  • 戦略度☆☆
  • 期待度☆☆

経営計画2025

以上

株価算定・企業価値評価で全国対応の三澤公認会計士事務所

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