概要
㈱ミダックホールディングス(東証PRM6564)は、2023年7月21日、砕石製造を手掛ける遠州砕石㈱(2022年6月期純資産▲100百万円、総資産125百万円、売上高66百万円、営業利益▲25百万円)の株式を取得し子会社化すると発表した。
狙い
同社が推し進めている管理型最終処分場「奥山の杜クリーンセンター」の第2期~第4期工事で排出される残土管理を遠州砕石へ委託する。最終処分場の開発における残土管理を内製化していくことは、将来投資において相応のコスト削減効果が期待でき、自社グループ内にて残土の適正な処分・管理を徹底することで、施設開発における更なるガバナンス強化を図る。
所感
同社は、廃棄物一貫処理体制を基盤とし、処理施設や許可を多数保有することによる優位性を発揮することで、堅調な業種及び取引先に対して効率的かつ広域な営業を展開している。同社同様に静岡県浜松市等に営業基盤を有する遠州砕石を買収することで浜松エリアでの営業基盤を盤石なものとし、関東方面への進出を図り規模拡大を進めることで、同社の更なる成長が期待される。
以上
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