アバントグループが中期経営計画「BE GLOBAL 2028(2024年6月期~2028年6月期)」を発表

概要

 ㈱アバントグループ(東証PRM3836)は、2023年8月4日、2028年6月期を最終年度とする5か年の中期経営計画「BE GLOBAL 2028(2024年6月期~2028年6月期)」を発表した。

 2028年6月期の数値目標は、売上高400~450億円(2023年6月期実績214億円)、営業利益90~110億円(同32億円)、営業利益率20~24%(同15.4%)、ROE20%以上(同18.3%)、とした。

施策
  • 連結決算開示事業:連結会計アウトソーシング市場でのシェア拡大、アウトソーシングノウハウのソフトウエアへの転写。連結決算開示市場で5年CAGR17.3%の成長を目指す。
  • デジタルトランスフォーメーション推進事業:DX推進事業で顧客基盤最大化、ZEAL-IPの創出と展開。BI・データ基盤・DX市場で5年CAGR17.8%の成長を目指す。
  • 経営管理ソリューション事業:基幹製品AVANT Cruiseの浸透、開発/サービス人財体制の拡充。投資家視点の次世代経営情報基盤市場で5年CAGR13.2%の成長を目指す。
  • ソフトウエアの調達:海外のSaaSベンダーやソフトウエア開発会社等へのマイノリティ出資を通して協業関係を築き、自社取り扱いソフトウエアを増やすと同時に自社開発力向上にもつながるネットワークを拡大(ソフトウエアの獲得が目的ではなく、幅広い選択肢を持つためのネットワーク構築が主目的)。探索フェーズで築いたネットワークを用いてソーシングを行い、ソースコード買取やM&Aを実行。
  • 生成AI等を活用するためのR&D:サービス提供の投下コスト生産性をあげるための研究開発活動を実施。研究開発活動の成果を投下コスト生産性の向上に結び付ける。
  • サイバーセキュリティの強化:ノウハウ蓄積や設備投資を継続し、お客様の業務継続に寄与。
所感

 同社は、前中期経営計画において、売上高・営業利益共に目標を達成し、売上高は1.8倍、営業利益は2倍に成長。本中期経営計画では、企業価値の向上がシリアスな課題となっている企業向けの経営DX市場にポジショニングし、売上高2倍増、営業利益3倍増に挑戦する。ストック売上高比率を高めるなどビジネスモデルの転換と共に、同社の更なる飛躍が期待される。

中期経営計画「BE GLOBAL 2028」策定のお知らせ

以上

株価算定・企業価値評価で全国対応の三澤公認会計士事務所

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