ワールドが衣料品雑貨製造販売の三菱商事ファッション㈱の株式取得(子会社化)を発表

概要

 ㈱ワールド(東証PRM3612)は、2024年11月28日、三菱商事㈱(東証PRM8058)の子会社で、衣料品・雑貨・靴等の製造販売、及びこれらの営業・生産進捗管理・受渡事務処理業務の受託、システム等の提供販売を手掛ける三菱商事ファッション㈱(2024年3月期連結純資産15,291百万円、連結総資産35,855百万円、連結売上高91,949百万円、連結営業利益3,524百万円)の株式を取得し子会社化すると発表した。

狙い

 三菱商事ファッションは三菱商事グループのアパレル・雑貨・靴の製品供給を担うファブレスメーカーとして、グローバルネットワークを活かした素材・製品調達力をはじめ、受発注データや生産・物流データ連携等のシステム、長年の取引関係に裏付けされた生産背景や顧客基盤、グローバルな人材を有している。

  • 企画・調達能力の相互補完によるOEM事業の拡充:三菱商事ファッションの競争優位性に対して、ワールドのOEM事業はブランド事業で培ったブランディング、MDノウハウで付加価値を高めており、両社の企画提案力や生産背景の相互補完により、既存顧客の売上拡大や新規案件の獲得を図る。
  • サービスメニューの相互補完によるプラットフォーム事業の拡充:ワールドのプラットフォーム事業は川下を含むバリューチェーンをカバーする幅広いサービスや、デジタル事業のB2Bソリューションと連携したシステムサービスを有している。三菱商事ファッションが有する川上・調達に強みを持つ課題解決型事業のサービスと共に、双方の顧客へ幅広いサービスをワンストップで提供可能となり、顧客層の幅と一顧客当たり収益の両面での拡充を目指す。
  • 投資機会と価値改善手法の相互補完によるブランド投資事業の拡大:ワールドはM&Aを成長戦略の中核に組み込んでおり、ワールドの数多くの投資実績、案件パイプライン、投資後のバリューアップのノウハウと、三菱商事ファッションの案件パイプラインの開拓能力、投資判断のノウハウやリソースを相互に持ち寄ることで、投資先の更なる開拓・バリューアップに取り組む。投資案件においても、両社の力や資源を結集して相乗効果を発揮することによって、ブランド共同経営事業の成功確度を高める。
  • 人材・顧客基盤の相互補完:両社の人材に更なるキャリアパスの拡がりを提供することで、より多くの有能な人材のリテンション、人材獲得に貢献することを目指す。国内外を問わず、事業形態も多種多様に拡張されることで、人材が挑戦・貢献できる機会を相互に提供することは、両社の総合的な競争力の底上げとなる。また、ワールドと三菱商事ファッションの協業により、これまで以上に多様な顧客接点をもたらすことを狙う。
所感

 ワールドは、中長期ビジョンとして、「世界に唯一無二のファッション・エコシステムを目指し、本件M&Aを、アパレル・雑貨・靴バリューチェーンの川上の企画・開発・生産・物流のリソースやノウハウの拡充に資する取り組みと位置付ける。ワールドのB2B事業であるプラットフォーム事業の拡大、海外輸入ブランドのエージェント業務における相乗効果を創出し、三菱商事ファッションのブランド共同経営事業とワールドが注力する投資事業において、案件のソーシングからエクセキューション、バリューアップに亘る協業により相乗効果創出に注力する。ワールドの今後の成長が期待される。

  • 挑戦度☆☆
  • 戦略度☆☆
  • 期待度☆☆

三菱商事ファッション株式会社の株式の取得(子会社化)に関するお知らせ

以上

株価算定・企業価値評価で全国対応の三澤公認会計士事務所

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