概要
DMG森精機㈱(東証PRM6141)は、2025年2月28日、工作機械・産業機械の販売、工作機械・産業機械と付属する装置一式の構想・設計・製造・販売等を手掛ける宮脇機械プラント㈱(2024年3月期純資産2,673百万円、総資産4,377百万円、売上高5,513百万円、営業利益179百万円)の株式を取得し子会社化すると発表した。
狙い
宮脇機械プラントは、優秀なアプリケーションエンジニアを豊富に要している。DMG森精機は、宮脇機械プラントを買収することで、優秀なアプリケーションエンジニアを確保、また、プロセストラブル時のメンテナンス・リペア・オーバーホールエンジニアの強化を通じてMX(マシニング・トランスフォーメーション)戦略の推進を目指す。
所感
DMG森精機は、顧客の価値創造を目的に、MXを推進している。MXは、まず工程集約を実施し、その上で自動化を進めることで、顧客のオペレーターの数や周辺装置の導入数を最適化し、経営資源を効率化でき、結果として電力消費量の低減などを通じて環境負荷の軽減につながる。また、これら一連の仕組みをデジタルで管理し、見える化し、フィードバック機能を通じてさらにマシニング・プロセスを改善することを目指している。本件M&Aは、DMG森精機のソリューション強化に資する戦略的M&Aであり、DMG森精機の更なる飛躍が期待される。
- 挑戦度☆☆
- 戦略度☆☆☆
- 期待度☆☆☆
宮脇機械プラント株式会社の株式取得及び簡易株式交換による完全子会社化に関するお知らせ
以上