概要
㈱エンビプロ・ホールディングス(東証PRM5698)は、2023年8月22日、2028年6月期を最終年度とする5か年の中期経営計画(中計2028)を発表した。
2028年6月期の数値目標は、売上高800億円(2023年6月期実績491億円)、経常利益50億円(同19億円)、ROE13%(同8%)、とした。
施策
- 資源循環事業:片付け・解体事業、ポリマー(プラスチック・ゴム等)CE事業、焼却灰等からの金銀滓回収事業で確実に利益をあげ、モノづくりを支えるCE、地域を支えるCEで新たな事業モデルを作る。
- グローバルトレーディング事業:前期の減収減益から立て直し、その後は規模の拡大と新規ビジネスモデル構築を実現する。
- リチウムイオン電池リサイクル事業:積極投資により成長市場において高いシェアを獲得する。
所感
同社は、サーキュラーエコノミー(CE)をリードするという戦略コンセプトのもと、モノづくりを支えるCE、地域を支えるCEの具体的事例を数多く実現する方針を掲げている。本中計では、資源循環事業の着実な成長に加え、グローバルトレーディング事業のビジネスモデル転換、リチウムイオン電池リサイクル事業の生産能力拡充等を図る。M&Aや人的資本投資等含め、同社の更なる成長が期待される。
以上
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