概要
㈱サンリツ(東証STD9366)は、2023年7月31日、2026年3月期を最終年度とする3か年の中期経営計画(2024年3月期~2026年3月期)を発表した。
2026年3月期の数値目標は、売上高220億円(2023年3月期実績203億円)、営業利益11億円(同10億円)、営業利益率5.0%(同5.0%)、とした。
施策
- シームレスな国際一貫物流サービスを推進し、輸出入案件の拡大。米国で培ったノウハウを欧州へ展開。
- 顧客理解深化によるソリューション提案。ソリューション営業戦力を増強し、選ばれるパートナーへ。
- 成田地区の事業拡大。2026年に新倉庫稼働を目指す。
- 取引採算の向上。事業環境等を勘案し、サービスの適正価格を追求。
- 米国西海岸の新倉庫の安定稼働。米国内輸送の一貫物流サービスの早期構築。
- 省力・省人化で5%相当の労働力の創出を目指す。デジタル化による標準化・見える化の推進。自動化による簡素化・効率化の推進。AI活用による最適化・全社共通化の推進。
所感
同社は、製品価値の高い品物を扱うを顧客をターゲットとし、小型精密機器、大型精密機器、医療機器、工作機械、を中心に取り扱う方針を打ち出しており、同社の強みである梱包を中心に、工作機械の庫内OPや保管等領域を強化する。本中期経営計画では、3年間で総額75億円の設備投資を計画し、成田地区新倉庫に50億円、欧州進出に10億円等を充てる。シームレスな国際一貫物流サービスを推進することで同社の更なる飛躍が期待される。
以上
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