ツクルバが事業計画及び成長可能性に関する事項(2023年10月20日)を発表

概要

 ㈱ツクルバ(東証GRT)は、2023年10月20日、事業計画及び成長可能性に関する事項を発表した。

事業内容

 中古・リノベーション住宅の流通プラットフォーム「cowcamo(カウカモ)」の企画・開発・運営(カウカモプラットフォーム事業、カウカモエージェントサービス事業)。

強み
  • カウカモは、中古・リノベーション住宅の売主と買主を介在するマーケットプレイス型のプラットフォーム。 蓄積された買主ユーザーの嗜好データや空間データ等を活用し、売主から供給される物件の流通に介在することで、両者に対してユニークな価値提供を行い、売/買が循環する成長サイクルを構築。
  • 分断された流通構造をデザイン×テクノロジーで統合し、ユーザー本位にアップデート。ユーザー基盤、データ、ノウハウを活用することにより、顧客価値の高く効率的な流通構造を実現。
  • オンラインとオフラインを統合した洗練されたユーザー体験により、買主に「良いものを手軽に」という価値を提供。売主に対しては、蓄積されたユーザー基盤に対する効果的な訴求記事により「早く適正な価格での売却」という価値を提供。
中期経営計画

 2024年7月期の数値目標は、売上高5,200百万円(2023年7月期実績4,152百万円)、営業利益150百万円(同▲132百万円)、とした。

リスク
  • 他社がカウカモの事業モデルを模倣し、中古不動産流通プラットフォーム事業に取り組むリスク。
  • 不動産市場は、景気動向、金利動向、地価動向及び住宅税制等の影響を受けて変動するリスク。
所感

 同社は、祖業の不動産企画デザイン事業(シェアードワークプレイス「co-ba」等の運営、オフィス設計を中心とした空間プロデュースの受託)を譲渡し、主力事業であるカウカモ事業に経営資源を集中する方針を決定している。中期的には、商材はコンパクトマンションからファミリー向けや戸建てへ拡大、エリアは都心から首都圏や全国へ拡大することで、同社の更なる成長が期待される。

  • 挑戦度☆☆
  • 戦略度☆☆
  • 期待度☆☆

事業計画及び成長可能性に関する事項

以上

株価算定・企業価値評価で全国対応の三澤公認会計士事務所

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