概要
㈱共立メンテナンス(東証PRM9616)は、2023年5月15日、2028年3月期を最終年度とする5か年の中期経営計画「KYORITSU Growth Vision / RiseUp Plan 2028」を発表した。
2028年3月期の数値目標は、売上高2,800億円(2023年3月期実績1,756億円)、営業利益280億円(同73億円)、とした。
施策
- マーケットの回復に伴い早期にコロナ前水準へ業績を回復させ、再成長に向け変化するマーケットにいち早く対応できる盤石な基盤を構築すべく、サステナビリティ戦略に加え、人財戦略やDX戦略に取り組み、更なる成長を図る。
- 同社の経営理念である「顧客第一」を更に追求すべく、顧客満足度の向上に繋がる商品・サービスを創造しつつ、寮事業では地方国公立大学至近エリアへの出店、ドーミーイン事業では和風タイプの「野乃シリーズ」やロードサイド型をはじめとした「ドーミーイン EXPRESS」、リゾート事業では個性ある新たな旅館に加え、眺望のよい立地に面した「LA VISTA」の出店など、新たなエリアへの出店を進める。
所感
同社2023年業績は、主力のホテル事業が大幅増収黒字転換、寮事業も増収となり、前期デベロップメント事業売上高の剥落あるも、全社で増収を確保した。足元ドーミイン・リゾート共に客単価が上昇、RevPARが改善。寮事業も稼働率が改善傾向にあり、今期はコロナ前の水準にまで回復見通し。新規出店を加速させることで、今後の更なる業容拡大が期待される。
以上
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