ビープラッツが事業計画及び成長可能性に関する事項(2023年5月)を発表

概要

 ビープラッツ㈱(東証GRT4381)は、2023年5月12日、事業計画及び成長可能性に関する事項を発表した。

事業内容

 クラウドコンピューティングを利用したサブスクリプション(継続ストックビジネス)のプラットフォームの提供。

強み
  • システム開発が不要で利用できるサブスクリプションの為のオールインワンパッケージのクラウドサービス。
  • サブスクリプションの企業間取引を実現する同社独自のビジネスモデル・機能である「Bplats Connect」により、システム開発が不要で企業間取引が実現。
  • サブスクリプションで求められるシステムは、単なる管理システムではなく、仕入・従量商材、利用者・契約、取引先・エコシステムがつながる第3世代対応のプラットフォームシステム。「Bplats®」は、サブスクリプションという新しいビジネスモデルを、シンプルに単体事業者として活用する方法から、他社との共創モデルにスケーラブルに展開する有機的な連携モデルにも、一気通貫的に構築・管理することが可能。
中期経営計画

 2024年3月期の数値目標は、売上高1,107百万円(2023年3月期実績945百万円)、営業利益287百万円(同180百万円)、とした。

リスク
  • 製品が顧客のニーズに合致せず、市場から受け入れられない場合には事業計画どおりの売上を達成できず、同社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性がある。
  • コンピュータウイルス、不正アクセス、人為的過失、システムの運用障害、その他の理由により、機密情報等の漏洩が発生した場合、顧客企業等から損害賠償請求や信用失墜を招き、同社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性がある。
  • 同社グループの売上高は、主たる事業であるサブスクリプション事業に依存しており、サブスクリプション管理システムの需要が国内外において今後も成長を維持すると想定しているが、事業環境の変化等への対応が適切でない場合には、新規契約の減少や解約の増加を通じ同社グループの事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性がある。
  • 同社グループの事業活動にあっては、顧客ニーズに合致する自社商材の開発・運用と比較的高度な提案型営業を要するため、継続して優秀な人材の確保・育成が必要。必要な人材の確保・育成が想定どおりに進まない場合、同社グループの事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性がある。
所感

 同社は、コンタクトレス・エコノミーへの対応や新しい働き方など、事業者のデジタル・トランスフォーメーションへの取り組みの深化に加え、サスティナブルな社会の実現に向け、サービス提供元が「連携」・「共創」してサービス提供していくBtoBサブスクリプションビジネスに対する潜在的なニーズが高まっていると見ている。全く別のサブスクリプションビジネスを行っていた事業者と事業者がつながることで新しいムーブメントを興していくという世界観と共に、同社の飛躍が期待される。

事業計画及び成長可能性に関する事項

以上

株価算定・企業価値評価で全国対応の三澤公認会計士事務所

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