フーディソンが事業計画及び成長可能性に関する事項(2023年6月)を発表

概要

 ㈱フーディソン(東証GRT7114)は、2023年6月13日、事業計画及び成長可能性に関する事項を発表した。

事業内容

 BtoBコマース(飲食店向け食品Eコマース、飲食店向けの鮮魚を中心とした仕入れサービス)、BtoCコマース(いつも新しい発見のある街の魚屋、東京都内8店舗に展開)、フード業界の人材紹介エージェント。

強み
  • 川上から川下まで繋がったシームレスなプラットフォーム。現在の生鮮流通システムはAIやインターネットが発明される以前に設計されており、最新のテクノロジーを駆使することでより利便性の高い流通システムの実現が可能。同社は分業化された流通機能を一気通貫で連携したシステムを構築し生産性の向上を実現。
  • 生鮮卸売市場へのアクセスと強力な産地ネットワーク。自社の流通機能を起点に強力な産地ネットワークを構築し、確かな価値を提供。
  • 世界最大級の生鮮市場と繋げたユニークな流通プラットフォーム。広範なサプライヤーと市場のネットワークにより、バランスの取れた強固な商品調達基盤を有し、距離に応じて最適な配送手段と連携することで、多様な食材を鮮度高く効率的に配送するサービスを構築。
  • オペレーションとテクノロジーの融合による生産性向上。商品特性に合わせたシステムや機器の開発と導入により、生産性の高いロジスティクスを構築。
  • 許認可を要する規制産業:東京都中央卸売市場にて営業を行うための各種許認可を取得し、大田市場ではさらに大規模な出荷作業を行うためのスペースを確保している。
中期経営計画

 2024年3月期の数値目標は、売上高6,541百万円(2023年月期実績5,279百万円)、営業利益164百万円(同136百万円)、とした。

リスク
  • 食品Eコマース市場の成長が期待通りに進展しないリスク。
  • 食品の安全に係るリスク。
  • システムのトラブルが発生するリスク。
  • 業績の季節性に係るリスク。
  • フルフィルメントセンター拡張に係るリスク。
  • 個人情報の取り扱いに係るリスク。
  • 事業運営上の許認可が取り消されるリスク。
  • 優秀な人材確保・育成が計画通り進展しないリスク。
所感

 同社は、ユーザビリティの向上のため各サービスのビジネスモデルに合わせた戦略を展開、流通機能と支援機能を拡充し、顧客規模 、エリア、商品カテゴリーに応じてサービスを提供していく方針。アナログかつ複雑な流通構造をデジタルかつシンプルなものに変革する同社の挑戦を通じて、同社の更なる成長が期待される。

事業計画及び成長可能性に関する事項

以上

株価算定・企業価値評価で全国対応の三澤公認会計士事務所

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