概要
コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス㈱(東証PRM2579)は、2023年8月9日、2028年12月期を最終年度とする5か年の新中期経営計画「Vision2028」(2024年-2028年)を発表した。
2028年12月期の数値目標は、事業利益450~500億円(2022年12月期実績▲144億円)、とした。
施策
- 営業エクセレンス:トレンドを見極めた製品戦略、チャネルごとの適切な成長戦略、収益性重視の営業活動、ベンディングの変革。
- サプライチェーンの最適化:機敏なロジスティクス、柔軟な製造体制の構築、エンドツーエンドのプロセス、デジタル技術の活用。
- バックオフィスおよびIT機能の最適化:データドリブン経営の推進、管理・事務オペレーションの効率化。
所感
同社は、トップライン伸び悩み、原材料・資材・エネルギー価格高騰、円安等を背景に、2019年12期以降期4期連続の営業赤字に沈み、足元も営業赤字の状況が継続している。本中期経営計画では、製品値上げ等を含む売上成長年率2~3%を前提に、全社横断的な変革を推進することでコスト削減を断行し、2024年12月期事業利益黒字転換を目指す。持続的な成長に向けた取り組みを加速させることで、同社の復活が成るか、注目される。
以上
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