エムスリーが福利厚生プラットフォームの㈱ベネフィット・ワンに対する公開買付けの開始を発表

概要

 エムスリー㈱(東証PRM2413)は、2023年11月14日、㈱パソナグループ(東証PRM2168)の子会社で福利厚生事業、パーソナル事業、CRM事業、インセンティブ事業、ヘルスケア事業、購買・精算代行事業、ペイメント事業を手掛ける㈱ベネフィット・ワン(東証PRM2412、2023年3月期純資産24,843百万円、総資産53,981百万円、売上高42,376百万円、営業利益10,484百万円)を連結子会社化することを目的として、ベネフィット・ワンの普通株式を公開買付けにより取得することを決定したと発表した。

狙い
  • 同社のプラットフォームを活用したサービスによる付加価値向上。同社はマルチオピニオンサービスである「M3PSP」や、健康や病気についてオンラインで気軽に医師に相談できるサービスである「AskDoctors」をはじめとした様々なサービスを提供するプラットフォームを有している。ベネフィット・ワンの持つ企業顧客基盤と連携することで、他社にない健康経営サービスを提供する。
  • 両社取引先へのクロスセル推進。同社とベネフィット・ワンが連携することにより、両社の持つ取引先へ幅広いヘルスケアサービスを提供する。
  • 人材基盤の活用。複数のサービスを提供するプラットフォームを有する同社には、それらのプラットフォームの運営を支える技術力の高い優秀なエンジニアリング人材が100名規模で在籍している。当該人材の技術・知見・経験を活用し、ベネフィット・ワンとシステム面で連携・サポートする。
  • 海外展開のサポート。同社は幅広い海外の医師プラットフォームを有しており、ベネフィット・ワン事業における海外展開の加速及び事業規模の拡大を目指す。
所感

 同社は医療業界のDXを推進するデファクトプラットフォームを構築、ベネフィット・ワンは福利厚生分野におけるデファクトプラットフォームを構築している。今後、両社が連携することで、企業の従業員を対象に、個人のQOLと企業の生産性向上・医療費低減の両立(Strategic healthcare management)を実現させるデファクトプラットフォームの構築を目指す。同社の今後の取り組みが注目される。

  • 挑戦度☆☆☆
  • 戦略度☆☆☆
  • 期待度☆☆☆

株式会社ベネフィット・ワン株式(証券コード:2412)に対する公開買付けの開始及び資本業務提携契約の締結に関するお知らせ

以上

株価算定・企業価値評価で全国対応の三澤公認会計士事務所

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