概要
㈱FOOD & LIFE COMPANIES(東証PRM3563)は、2023年11月10日、2026年9月期を最終年度とする3か年の中期経営計画「FY24-26」を発表した。
2026年9月期の数値目標は、売上収益5,200億円(2023年9月期実績3,017億円)、営業利益350億円(同110億円)、ROE22.7%(同11.8%)、とした。
施策
- 海外事業の拡大継続、売上比率40%へ。中国大陸における進出地域の更なる拡大。北米・インドネシア市場への参入。全ブランドの海外展開。
- 国内リモデル・店舗ポートフォリオの最適化。スシローは、オートウェイター設置による店舗体制の進化と省人化。京樽は、不採算店舗の閉鎖、商品力・組織力強化によるブランド力向上。杉玉は、リモデルによる収益性の更なる改善・FC店舗の拡大。
- 持続可能な事業運営の基盤構築。養殖・フードテック活用による持続的な水産資源活用の基盤構築。サプライチェーンマネジメント・AI活用による更なるフードロス削減。人的資本への投資(研修の拡充他)。
所感
同社2023年9月期業績は、売上は3,000億円超と過去最高水準で着地するも、利益面はコロナ、円安、各種コスト上昇などの外部環境変化の影響により、想定水準を大幅に下回る結果となった。本中期経営計画では、3か年で905億円の投資を計画。国内では、国内ブランドの新規出店、既存店舗のリニューアル、京樽セントラルキッチンの設備拡張、海外では、中国大陸を中心とする店舗拡大等に充てる。同社の今後の取り組みが注目される。
- 挑戦度☆☆
- 戦略度☆☆
- 期待度☆☆
以上
株価算定・企業価値評価で全国対応の三澤公認会計士事務所