概要
㈱GENDA(東証GRT9166)は、2023年11月20日、映画配給事業を手掛けるギャガ㈱(2023年3月期純資産1,219百万円、総資産5,038百万円、売上高2,833百万円、営業利益▲333百万円)の株式を取得し子会社化すると発表した。
狙い
ギャガは、2009年以降15年間で、米国アカデミー賞「作品賞」の受賞作を7本、2018年以降6年間でカンヌ国際映画祭最高作品賞である「パルムドール」の受賞作を4本配給している世界的にも類を見ない独立系配給会社のトップブランドであり、映像コンテンツ業界で強固なポジションを築きながらもそれに甘んじることなく、邦画、アニメ、ゲームコンテンツの企画製作や、TVアニメを含む国内作品の海外販売、配信各社への作品提供並びに「プラスGAGA」及び「GAGA
★ONLINE STORE」等のECビジネスを展開する「マルチポートフォリオ戦略」を推進している。同社は、ギャガを買収することで、ギャガの有するコンテンツ調達力とエンターテイメント業界におけるネットワークを活用し、お客様へ新たなエンターテイメントを届けることを目指す。
所感
同社は、アミューズメント施設運営事業を主力事業としつつも、2040年に「世界一のエンターテイメント企業」になることを目指し、エンターテイメント関連業界のM&Aを積極的に展開している。本件M&Aは、同社ソリューション及びアミューズメント業界におけるネットワーク強化に資するものであり、同社の更なる飛躍が期待される。
- 挑戦度☆☆
- 戦略度☆☆☆
- 期待度☆☆☆
ギャガ株式会社の株式の取得(連結子会社化)及び特定子会社の異動に関するお知らせ
以上
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