概要
ケイアイスター不動産㈱(東証PRM3465)は、2024年11月11日、2028年3月期を最終年度とする3か年の中期経営計画(2026年3月期~2028年3月期)を発表した。
2028年3月期の数値目標は、売上高5,000億円(2024年3月期実績2,830億円)、経常利益300億円(同101億円)、とした。
施策
- 分譲住宅事業:新規出店やM&Aによる国内シェアの拡大。販売棟数増加に向けた未出店エリアを含む各地域への出店を加速。仕入強化・生産性向上による収益性の継続的な改善。原価削減やIT活用による生産性向上等。
- 注文住宅事業:グループ会社への積極的な事業支援による注文・分譲のハイブリット戦略推進。規格型注文住宅や平屋建築に加え、分譲事業の立ち上げ支援により購買層を拡大。製造原価構造の見直しによる収益性改善および事業成長。建築工程や資材の統一・見直しによる原価改善等。
- その他事業:海外事業の強化。オーストラリアでの開発エリア拡大や、アメリカテキサス州を中心とした事業展開等。国内新規事業への戦略的投資。収益不動産事業、アパート事業、ストック事業等の不動産領域における新規事業推進。
M&Aニーズ
- 分譲住宅メーカー、注文住宅メーカー。
所感
ケイアイスター不動産は、主力事業の分譲住宅事業の成長戦略を軸に、新規エリアへの進出や既存営業エリアの深耕、M&Aによるシェア拡大を図るなど、業容が拡大している。本中期経営計画では、事業ポートフォリオの最適化による安定した経営基盤の強化に加え、付加価値提供を強化する。ケイアイスター不動産の今後の取り組みが注目される。
- 挑戦度☆☆☆
- 戦略度☆☆☆
- 期待度☆☆☆
以上