概要
トーカロ㈱(東証PRM3433)は、2024年8月23日、工作機械・精密機械部品の製造を手掛ける㈱寺田工作所(2023年7月期純資産469百万円、総資産806百万円、売上高408百万円、営業利益92百万円)の株式を取得し子会社化すると発表した。
狙い
寺田工作所は、多様な素材を用いて精密部品を製造することのできる優れた機械加工技術を有しており、トーカロの表面改質技術と組み合わせることで、顧客への提供価値の更なる向上を目指す。
所感
トーカロは、溶射加工を中心とする表面改質技術で顧客の製品や生産設備部材に耐食性、耐摩耗性、電気絶縁性などの新しい性質や機能を付与することにより、電力、鉄鋼、自動車、産業機械等の基幹産業から半導体、宇宙開発、先端医療分野に至るまで、さまざまなフィールドで表面改質ソリューションを提供している。本件M&Aは、トーカロの機械加工技術の強化拡大に資するM&Aであり、トーカロの今後の取り組みが注目される。
- 挑戦度☆☆
- 戦略度☆☆
- 期待度☆☆
以上