概要
日創プロニティ㈱(東証STD3440)は、2024年10月15日、ウレタン素材のパッキン・シール材の販売を手掛ける大鳳㈱(2024年3月期純資産1,326百万円、総資産1,990百万円、売上高2,715百万円、営業利益251百万円)の株式を取得し子会社化すると発表した。
狙い
大鳳は、自動車、家電製品、住宅設備、土木などの各産業分野においてウレタン素材のパッキンやシール材を提供している。技術志向の強い提案型営業を得意としており、300社を超える取引先ネットワークと高い競争力を背景に、安定的な事業運営を行っている。日創プロニティは、大鳳を買収することで、子会社の吾嬬ゴム工業㈱をはじめとした日創プロニティグループの業容拡大等、相乗効果の創出を目指す。
所感
日創プロニティは、「第4次中期経営計画」において、事業のコアである「創る」力を軸に、様々な素材、加工技術を有する製造業や、その周辺事業を中心にM&Aを推進する方針を打ち出している。本件M&Aは、日創プロニティのソリューション力の強化拡大に資する戦略的M&Aであり、日創プロニティの今後の取り組みが注目される。
- 挑戦度☆☆
- 戦略度☆☆☆
- 期待度☆☆☆
大鳳株式会社の株式取得(子会社化)に係る株式譲渡契約締結のお知らせ
以上