概要
㈱東陽テクニカ(東証PRM8151)は、2023年11月28日、ハブ式ダイナモメーターの開発・製造を手掛けるRototest International AB(2023年6月期純資産611百万円、総資産1,065百万円、売上高651百万円、営業利益151百万円)の株式を取得し子会社化すると発表した。
狙い
Rototest International ABは、スウェーデンにてハブ結合式ダイナモメーターの開発・製造を手掛ける。同社は、Rototestを買収することで、核となるシャシダイナモメーターシステムを自社製品とし、多様な機能評価や施設内での実車走行による模擬試験を実現する統合システム「DMTS」の拡充を図ることで、自動車産業における開発サイクル短縮化のさらなる貢献を目指す。
所感
同社は、2016年にRototestと代理店契約を締結し、ハブ結合式シャシダイナモメーターシステム「ROTOTEST® Energy™」を販売している。セットアップが簡便で持ち運びも可能なシャシダイナモメーターで、同社は本システムとレーダーシミュレーターやカメラシミュレーターを組み合わせた統合システム「ドライビング&モーションテストシステム(DMTS)」を自社開発している。本件M&Aは、同社ソリューションの強化拡充に資するものであり、同社の更なる成長が期待される。
- 挑戦度☆☆
- 戦略度☆☆
- 期待度☆☆
Rototest International AB の株式取得(子会社化)に関するお知らせ
以上
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