VALUENEXが事業計画及び成長可能性に関する事項(2023年10月)を発表

概要

 VALUENEX㈱(東証GRT)は、2023年10月20日、事業計画及び成長可能性に関する事項を発表した。

事業内容

 大量のテキストデータを一枚の俯瞰図として高精度に可視化・解析する俯瞰解析を通じて、顧客の経営戦略やR&D戦略に資するアウトプットを提供。顧客の要望に応じた調査・分析を実施し、課題を解決(コンサルティング)。クラウド経由でテキストデータの俯瞰解析ツールを提供(ASP)。

強み
  • オリジナルのアルゴリズムは、多角的な解析を可能にする「精度・量・スピード」に特徴がある。大量のテキストデータをスピーディに精度良く可視化し、マクロからミクロまで抜け漏れなく多角的な切り口での解析を可能にしている。
  • 日本語・英語・中国語に対応しており、グローバルな分析が可能。特に、解析における「精度」に高評価を得ている。
  • 東京およびシリコンバレーに拠点を置き、多様かつ専門性の高い人材を揃えることで、グローバル展開をする日本企業を中心に国内外の顧客を支援している。
  • 様々な業種において、国内の東証プライム上場の顧客を中心に、数多くのコンサルティング案件および同社ソフトウェアを提供している。
中期経営計画

 2024年7月期の数値目標は、売上高未定(2023年7月期実績704百万円)、営業利益未定(同38百万円)、とした。ターゲットとする市場は、ビジネス・アナリティクス、特許情報提供サービス、デジタル関連コンサルティング市場であり、約1.1兆円。

リスク
  • 同社は、独自の解析技術に基づいて事業を展開しているが、当該分野はAI領域含め新技術の開発が相次いで行われ、非常に変化の激しい業界となっている。そのため、事業展開上必要となる知見やノウハウの獲得に困難が生じた場合、また技術革新に対する同社の対応が遅れた場合、さらに、新技術への対応のために追加的なシステム、人件費などの支出が拡大する場合等には、業績に影響が生じる可能性がある。
  • 同社は、人員規模が小さく、社内体制も会社規模に応じたものである。そのため今後更なる業容拡大を図るためには、事業の中核となるコンサルタントや営業担当者に加え、同社独自の技術を継承し発展させる技術者の維持と拡充が重要である。しかしながら、このような人材の確保・維持が出来ない場合、あるいは役員及び社員が予期せず退任又は退職した場合には、同社が誇るサービスレベルの維持が困難となり、組織活動が鈍化し、業容拡大の制約要因となる場合には、業績に影響が生じる可能性がある。
  • 同社の解析技術は、独自の技術であり、他社による模倣は困難であると考えているが、巨大資本のデータベース事業会社が同社の解析技術市場に参入しない保証はなく、参入があった場合には、業績に影響が生じる可能性がある。
  • 地震、津波、台風等の自然災害及び火災並びに疫病等の発生により同社顧客の事業へ影響が出た場合、新規契約獲得ペースの鈍化や、顧客の事業コスト見直しにより、コンサルティングサービスの受注減やASPサービスの解約増加が生じる可能性がある。
所感

 同社は、USにおけるアドバイザー契約継続やスタンフォード大学のキャリアフォーラム参加・インターン採用の他、シリコンバレーの各国現地法人・機関とパートナーシップを進めている。異なる強みを持つ法人と積極的なパートナーシップを図り、データベース企業や実行支援企業と連携した一気通貫サービスや、全ての情報における縦のパートナーシップ構築で、より広く、より深い情報サービスの提供を目指すなど、同社の今後の取り組みが注目される。

  • 挑戦度☆☆
  • 戦略度☆☆
  • 期待度☆☆☆

事業計画および成長可能性に関する事項について

以上

株価算定・企業価値評価で全国対応の三澤公認会計士事務所

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