概要
㈱ライドオンエクスプレスホールディングス(東証PRM6082)は、2023年5月15日、2026年3月期を最終年度とする3か年の中期経営計画(2024年3月期-2026年3月期)を発表した。
2026年3月期の数値目標は、連結経常利益12億円(2023年3月期実績10億円)、とした。
施策
- セカンドブランド「すし上等!」のリブランドによる売上向上、「釜寅」のコンセプト変更による売上向上。
- テイクアウト店舗の増加および強化とポータルサイトへの出店強化。
- 「銀のさら」ブランドでのイートイン+デリバリー型店舗の海外展開、米国出店への準備(23期)および出店(24期)、東南アジアでの更なる出店強化(24期以降)。
- DEKITATEブランド(まつしま・ゆす木)の強化・実装準備、次期型店舗の最終形態である「Full Brand 複合型店舗」へDEKITATEブランドの実装検証(24期以降)。
- AI・システム導入による業務の自動化と生産性向上、WEB、アプリからの注文増加による人的工数削減、AIデリバリー配車の導入による生産性向上。
所感
同社2023年3月期業績は、新型コロナウイルス感染対策の規制解除による反動や仕入価格上昇の影響等で減収減益。本中期経営計画では、宅配寿司「銀のさら」が2022年9月に海外初出店(タイ王国バンコク、FC店)したのを皮切りに同国での出店を強化するほか、海外他地域への出店も検討する。同社コア事業の収益の最大化を図ると共に、複合化戦略の促進、経済圏の拡大を進めることで、同社の更なる成長が期待される。
以上
株価算定・企業価値評価で全国対応の三澤公認会計士事務所