東北新社が資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について発表(2023年9月)

概要

 ㈱東北新社(東証STD2329)は、2023年9月29日、資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について発表した。

現状評価
  • ROE4.2%(2023年3月期)
  • 株主資本コスト6.5%
  • エクイティ・スプレッド▲2.3%
  • ROIC3.0%(2023年3月期)
  • WACC6.3%
  • エンタープライズ・スプレッド▲3.3%
  • PER10倍(2023年3月期)
  • PBR0.41倍(2023年3月期)

 低PBRの要因は、多額の現預⾦等、⾮事業⽤遊休資産を保有しており、これらが資本効率を引き下げている。⼀部の事業においては、事業別のROICがハードルレートを下回っており、全社の資本効率を引き下げている。売上⽔準は2019年以降、低下傾向が続いている。

方針・取り組み
  • ⾮事業⽤遊休資産の活⽤・処分を⾏い、株主還元についても積極的に検討する。
  • ROICがハードルレートを下回る事業については、事業の効率化を進め、資本効率の改善を進める。
  • ROICがハードルレートを上回る事業に関しても、さらなる成⻑・収益性改善に取り組む。
  • 産業の⻑期的なトレンドを踏まえて、安定的な収益が⾒込まれ、成⻑が期待できる分野にM&Aを含む新規事業投資を検討する。

資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について

以上

株価算定・企業価値評価で全国対応の三澤公認会計士事務所

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