ASNOVAが事業計画及び成長可能性に関する事項(2024年6月)を発表

概要

 ㈱ASNOVA(東証GRT9223)は、2024年6月27日、事業計画及び成長可能性に関する事項を発表した。

事業内容

 足場レンタル事業。低中層の建物や住宅に使用される「くさび式足場」を中心に、足場施工業者などへ仮設機材をレンタル。くさび式足場は主に低層~中層建物(高さ45mまで)の工事で使用される。

強み
  • 顧客の声から、レンタル会社の選定には在庫量、拠点の近さ、機材の品質が重要という傾向を把握。顧客が求めている「いつでも、近くで、安心して」を同社では追求し、それが他社からの参入障壁となる。
  • 24億円以上の足場投資を実施。足場の保有量を増やすことで、顧客数や現場数の増加にも対応が可能。適正な稼働率を保ちながら投資を実施。今後も同様の稼働を維持しながら、機材保有量を増やしていく。
  • 同社の直営拠点だけではレンタルサービスが行き届かないエリアにおいて、パートナー企業と連携したレンタル事業を展開。同社からパートナー企業に対して足場機材や商標・ノウハウを提供し、パートナー企業はエンドユーザーへ足場機材をレンタル。
  • 足場レンタル事業におけるくさび式足場の在庫管理は難易度が高いため、簡単には新規参入できない障壁となっている。同社独自の管理ノウハウによる足場レンタルサービスは、「正確性・品質・迅速さ」等において顧客から高い評価を得ている。
中期経営計画

 2027年3月期の数値目標は、売上高5,300百万円(2024年3月期実績3,785百万円)、営業利益650百万円(同349百万円)、とした。

リスク
  • 同グループのレンタル仮設機材および販売仮設機材には製造物責任(PL)のリスクが内在している。製品の欠陥に起因して発生する損害賠償を製造メーカーが補填できない場合は、同社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性がある。
  • 成長を支える優秀な人材を確保することが重要だが、雇用情勢の変化等により計画通りに人材が確保できない場合は、同社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性がある。
  • 同社の業績は建設投資動向の影響を受ける傾向にある。そのため、建設投資動向が著しく変動し仮設機材のレンタル需要が落ち込んだ場合は、レンタル関連事業単一セグメントにて業務運営を行う同社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性がある。
  • 海外事業について、為替リスク・政情不安・法規制・商習慣等、海外事業において一般的に内在するリスクを背負っており、同社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性がある。
  • ASNOVA STATIONについて、同社の指導が及ばない等、サービスレベルの低下に起因してブランドに悪影響を及ぼし、同社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性がある。
所感

 同社は、全国各地で足場をレンタルできる環境を整備することで売上高の拡大を目指している。また、「仮設機材の総合サイト」の本格稼働、ベトナムシェアNo.1を目指すための基盤強化等を進めるなど、「足場」というフィールドにおけるリーディング・カンパニーとしての地位確立に挑戦している。同社の今後の取り組みが注目される。

  • 挑戦度☆☆
  • 戦略度☆☆
  • 期待度☆☆☆

事業計画及び成長可能性に関する事項

以上

株価算定・企業価値評価で全国対応の三澤公認会計士事務所

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