フリークアウト・ホールディングスがユーチューバー制作サポートのUUUM㈱に対する公開買付けを発表

概要

 ㈱フリークアウト・ホールディングス(東証GRT6094)は、2023年8月10日、動画投稿者、芸能タレント、音楽家などの育成及びマネージメントを手掛けるUUUM㈱(東証GRT3990、2023年5月期純資産3,325百万円、総資産10,438百万円、売上高23,087百万円、営業利益▲195百万円)を連結子会社化することを目的とする一連の取引の一環として、UUUMの普通株式を公開買付けにより取得することを決定したと発表した。

狙い
  • テクノロジーによるクリエイターサポートの充実とデータドリブンなデジタルマーケティング営業の推進・効率化:データ解析に特徴を有するプロダクトベンダーとしての同社のノウハウ・エンジニアリングリソースを活用して、YouTube動画のデータ解析やクリエイターのファン層のエンゲージメント分析を通じてUUUMのクリエイターサポートの充実と売り上げ拡大を促進する。
  • クリエイターファンドの運営によるクリエイターのライフタイムレベニュー(生涯収益)の安定化:ファンド運営を含めて投資事業の経験豊富な同社のノウハウとクリエイターのインフルエンサーとしての拡散力を活用して、クリエイターファンドを設立・運営し、そこからもたらされる収益によってクリエイターのライフタイムレベニューの安定化を実現する。これによって、UUUMへのクリエイターのエンゲージメントの向上とパートナーシップの長期化による中長期での安定的な成長を実現する。
  • アジアを中心とするグローバル展開の加速:東アジア(中国、台湾、韓国)、東南アジア(シンガポール、タイ、インドネシア、フィリピン、マレーシア、ベトナム)の主要国に進出している同社のネットワーク、人材を駆使して、主にインバウンドを中心とするUUUMの売上拡大を促進する。
  • 所属クリエイターの強みを活かした新規事業の創出:UUUMにおける収益源をアドセンスから多様化し、動画広告市場のみならず様々な市場へ進出を目指す。UUUMの強みであるトップクリエイター等の存在を活かし、多種多様な業界とのコラボレーションなどを通じて新たなビジネスを創出する。
  • 広告市場での更なる収益の拡大:動画広告市場はデバイス・媒体等の変化が常に起こる業界であり、広告主はそれぞれの場に適した広告表現が求められている。UUUMは主にアドセンス収益による売上に依存した売上構造となっているが、クリエイターを中心としたビジネスモデルへの転換を進めており、既存の発想に捉われない方法で、広告市場での収益拡大を目指す。
  • グループ化による管理コスト削減:UUUMグループが同社グループに加わることで、オフィスの共同利用や人材の相互交流などによりグループ全体でのリソースの効率的な活用を積極的に進め、継続的な管理コストの削減を実現する。
所感

 同社は、アドテク業界のトップテクノロジーベンダーとして、多方面へプロダクトを展開、日本をはじめアドテク最大市場である米国、アジアにグローバル展開している。また、同社は、グローバル展開のポテンシャルを有する製品/ソリューションを開発するITベンチャー企業を主たる投資対象として、投資リターンによる企業価値の向上を図るための投資事業を行っている。本件M&Aは同社ソリューション拡大に資するものであり、急成長するクリエイターエコノミー市場に参入することで、同社の更なる飛躍が期待される。

UUUM株式会社(証券コード:3990)に対する公開買付けの開始及び資本業務提携契約の締結に関するお知らせ

以上

株価算定・企業価値評価で全国対応の三澤公認会計士事務所

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