概要
㈱日本マイクロニクス(東証PRM6871)は、2023年8月10日、2026年12月期を最終年度とする3か年の新中期経営計画FV26(2024年-2026年)を発表した。
2026年12月期の数値目標は、売上高650億円(2022年12月期実績443億円)、営業利益150億円(同92億円)、とした。
施策
- プローブカード事業:メモリ向けプローブカードは生産能力強化と新技術開発で圧倒的なシェアNo.1を維持する。ノンメモリ向けプローブカードはMEMSタイプの新製品投入によりシェア拡大を目指す。お客様へのサポートを充実させ、より一層のサービスを充実させるとともに、新たなお客様とのリレーションを築く。
- TE(Test Equipment)事業:コンタクタビジネスの成長により安定収益源を目指す。半導体テスト向けの新製品で、新たな価値を創造し成長を目指す。お客様へのサービスをより充実させることで、フィールドサポート(ポストセールス)を 第三の収入源する。
所感
同社は、ノンメモリ向けプローブカードの新製品開発、メモリ向けプローブカードの技術開発、TE事業における半導体関連での新製品開発、新工場建設等、半導体の技術革新や中長期の需要拡大に向け積極的な投資を継続。設備投資は、プローブカードの需要増加に対するため青森工場の新棟建設開始(2025年Q1稼働開始予定)、半導体需要拡大に対する生産スペース拡張のため韓国MEK Co.,Ltd.の新工場建設(2023年9月稼働開始予定)。また、ロジック半導体向け垂直型MEMSプローブカード「MEMS-V」を販売開始。供給力強化、新製品投入等を通じて、同社の更なる成長が期待される。
以上
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