概要
小田急電鉄㈱(東証PRM9007)は、2023年4月28日、2027年3月期を最終年度とする4か年の中期経営計画(2023~2026年度)を発表した。
2027年3月期の数値目標は、営業利益460億円(2023年3月期実績266億円)、有利子負債/EBITDA倍率7倍台(同9.5倍)、とした。
施策
- 交通領域の進化(段階的な少人数運営体制の構築等)
- 不動産領域の強化・沿線の再開発(新宿西口、町田、新百合ヶ丘等)
- デジタルを活用した新規事業の探索(ごみ収集効率化・資源循環促進等)
- コロナ後に対応した観光・生活サービス(箱根、観光DX、観光人材派遣等)
所感
同社は、郊外⇔都心の輸送を中心とした沿線周辺での事業展開から、中核都市(新宿、下北沢、登戸・向ヶ丘遊園、新百合ヶ丘、町田、海老名、本厚木、藤沢、小田原、箱根等)を中心に地域全体を対象とした事業展開への移行を打ち出している。同構想の実現に向けては、不動産領域への戦略的投資と、デジタル人材の積極活用を加速させていくものとみられ、今後の飛躍が期待される。
以上
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