概要
㈱SHINKO(東証STD7120)は、2023年6月22日、2026年3月期を最終年度とする3か年の中期経営計画(2023年度~2025年度)を発表した。
2026年3月期の数値目標は、売上高186億円(2023年3月期実績159億円)、営業利益11億円(同7億円)、とした。
施策
- 保守サービス事業:医療機器修理業の拡大。インフルエンザ検査機、電子マネーチャージ機、スマートポール等新規サービスへの取り組み。ソリューションからの保守受託。
- ソリューション事業:独立系、マルチベンダー対応可能という強みを活かしDX推進のサポート。テクニカルセンターの機能拡充(2024年2月オープン予定)。
- 人材サービス事業:需要に応える。全国拠点を持つ強みを活かしUターン、Iターン、Jターン希望のエンジニアに職場を提供するなど採用強化。ジョブ・ローテーション活用による人材の定着率UP。
所感
同社は、機器の選定、設定、設置から運用保守までワンストップで対応、保守サービス事業、人材サービス事業において安定的な利益を確保しつつ、DX推進サポート等のソリューション事業で業容を拡大させる。また、同社テクニカルセンターをサービス提供における旗艦拠点と位置づけ、オンサイト保守の指示、機器の運用監視、コールセンター、ヘルプデスク、リペア、キッティングを集約しサービスの高度化と業務効率の向上を図ると共に、有資格エンジニアの常駐による技術支援等を実施することで利益率の向上を目指す。新市場への参入含め、同社の更なる成長が期待される。
以上
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